あなたは大丈夫?酸触歯チェック!|新潟県 長岡市 しみず歯科医院

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あなたは大丈夫?酸触歯チェック!

ドリンク類を飲むときの注意点

酸性飲料水の害についてお伝えしてまいりましたが、こんな疑問が残っているのではないでしょうか。

「ドリンク類が歯に悪いってことは分かりました・・・・・・。でも、昼間ならいいんですよね?」

昼間飲んでいる場合でも、ダラダラと飲み続ける場合は、「酸が歯を溶かす時間」が「歯を治す時間」を上回って、むし歯になりやすいので注意が必要です。また、健康のため毎日習慣的に飲む人の場合は、できるだけ食事と一緒に飲むようにすると、だ液がたくさん出るので安心です。そのような場合は、飲んだあとは、歯みがき!できない場合は、せめてうがいをしてください。うがいをすると、酸蝕歯に関してはある程度予防できると考えられています(あくまでも、ある程度です!寝る前は絶対ハミガキをしてください)。

また、歯医者さんで勧められたガムを噛む・ストローを使って、ドリンクが直接歯に当たらないよう、のどの奥に流し込むように素早く飲む・エナメル質強化歯みがき粉や軟らかいハブラシを使う、などの工夫もオススメです。

「続けてジュースやお茶を飲むときは、1時間ぐらい あけたら、大丈夫ですか?」

普通にだ液が出る人なら、1時間ぐらいでお口の中が中性に戻ることもありますが、血圧を下げる薬や心臓の薬、うつ病などの薬を服用していると、だ液の量が少なくなってしまうことがあります。そういう方は、やはり酸性の強い飲み物は食事のときにまとめて飲んで、食事と食事の間には、中性に近い飲み物だけをとるようになさってください。

特に、高齢者の方は、上記のような薬を服用している場合が多いので、むし歯が進行しやすいので注意が必要です。枕元に飲み物を用意する際は、中性に近いものにしましょう。フルーツジュースやビタミン飲料・イオン飲料などは避けましょう。

また、だ液の量がある程度出ている人でも、ホルモンバランスが崩れたときには要注意です。過度のダイエットや寝不足などの不規則な生活習慣、女性では生理や更年期、妊娠でも、ホルモンバランスの影響を受けます。このような方は注意が必要です。

あなたは大丈夫?酸触歯チェック!

「酸蝕歯」のリスクがどれぐらいか、自分でチェックしてみましょう。

1つでもあてはまったら、「酸蝕歯」になっているかもしれません。
できるだけ早く、歯科医院でご相談ください。

酸蝕歯の影響は元に戻すことはできません。放置したまま症状が進行してしまうと、最悪の場合は、抜歯手術や、高額のエナメル質修復治療を受けなければならないことがあります。一つもチェックが入らなかった方も、最低、半年に一度は歯科医院を受診しましょう!

アメリカでは子どもの30%が酸蝕歯!

アメリカのテキサス大学、インディアナ大学、カリフォルニア大学サンフランシスコ校で、10~14歳の児童900人を調べたところ、30%に酸蝕歯が認められたそうです。

大切な歯の表面が溶けてしまう「酸蝕歯」。その原因は、子ども達が好んで飲む清涼飲料、スポーツ飲料、一部の果汁、ハーブティーなどに含まれる「酸」です。

これらのドリンクに含まれる酸は、きわめて強力で、この酸のあるところでは、虫歯の原因菌さえ生きることができないほどだといいます。

酸蝕歯は、なりかけの段階では痛みもなく、自覚症状がありません。また見た目も、むし歯とちがって、なめらかになって、光沢があるように見えることがあります。ですから子ども本人が痛みや知覚過敏に気づいたときには、かなり深刻な状態にまで進行していることがあります。

いくら子ども達が欲しがったとしても、自由な飲み物を自由なタイミングで与えていると、後でかわいそうな思いをするのは、子ども達本人です。

子ども達の大切な歯を、守ってあげられるのは、親だけです!

子ども達は、どんな飲み物を選んだらいいのかを自分で判断できませんし、間食や「ダラダラ食い」の悪影響も、理解できないことが多いのですから・・・。

他には、思春期の女子に多い「摂食障害(過食症)」も、酸蝕歯の原因になることがあります。これはトイレなどで自分でのどに指を突っ込んで、食べたものを吐いてしまう病気ですが、しょっちゅう嘔吐を繰り返すことで、逆流した胃酸が歯を溶かしてしまうのです。

過食嘔吐は、親に隠れて行われることも多いのですが、心身はもちろん、歯もボロボロにしてしまう大変な病気です。日ごろから子どもの様子をしっかり見守り、過食嘔吐に気づいたら、すぐに専門家に相談しましょう。

酸蝕歯にならないためのハミガキの仕方

酸性の食べ物を食べた後は、歯の表面のエナメル質が、やわらかくなってしまっています。
食後、すぐに硬すぎる歯ブラシでゴシゴシこすると、エナメル質がけずられてしまうことがあります。酸蝕歯を進行させないためには、超極細毛のやわらかい歯ブラシを使って、時間をかけてすみずみまでていねいにみがくのがオススメです。

食後に、シュガーレスのデンタルガムを噛んで、たくさんだ液を出して、お口の中を中性に戻してからハミガキをすると、尚よいですね。

また、フッ素のパワーで、やわらかくなったエナメル質の再石灰化を助け、エナメル質を強化してくれる専用の歯磨き粉もありますから、受付で聞いてみてください。



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