歯のお役立ち情報 > 「口呼吸」は、歯周病を悪化させます!!
鼻で呼吸せず、口で呼吸することを「口呼吸」といいます。
これは、お口の健康にとっては、とても良くない習慣です。
口で呼吸をしますと当然、口がひらいている部分が乾燥します。
乾燥した部分には、ねばりけが出てきます。すると、プラーク(歯こう)がますます強い力で歯の面に付着しやすくなります。
そうすると当然、歯ぐきに炎症が起こったり、ハレて出血しやすくなるのです。
すると歯周病が進行して、歯が抜けやすくなるのです。
口で呼吸をしますと唇も乾燥して、亀裂が入り、厚ぼったくなります。
審美的にも決して好ましいとはいえません。
口呼吸の最も大きな原因は、「鼻が悪い」ということです。
この場合は、できるだけ早めに耳鼻科に行って鼻の治療をしてもらいます。
次に考えられる原因としては、「前歯が出っ歯になって、口が閉じられない」ということです。
この場合には、矯正治療を相談して前歯を引っ込めるような処置をします。
小さなお子さんのいるお父さん、お母さんは要チェックです。
こうした対策の後、プラークや歯石を取り除けば、歯ぐきの炎症はなくなり、元の状態に戻ることができます。自分では意識していない「くせ」が歯周病を悪化させているということに気づいて、早めに歯医者さんに相談することが大切ですね。
参考:「さようなら歯周病 お口の健康」医歯薬出版(株) 愛知学院大学医学部