きれいな歯並びは、お子さまに何よりの贈り物。 床矯正とは、歯と顎の大きさがアンバランスで未発達な顎を「床矯正装置」により適切に拡大たり、歯を移動させたりする方法です。
主な利点としては、
が、挙げられます。
歯列矯正は、あごと歯の大きさの不一致から生じる、つまり小さいあごの中に、歯がキレイに並びきれないで、歯列からあっちこっちにデコボコに生えている状態です。
あごが小さいから歯が並ばないと考えるのです。ですから、萎縮したあごを、歯の並ぶ正常な大きさのあごにするのであり、顔を正しい形に整えます。
マンガでわかる床矯正「みにくい永久歯の子」
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一種の入れ歯とお考えください。
入れ歯にスクリューがついていて、スクリューを回してあごを拡げたり歯を動かしたりしていくのです。
装置は取り外し自由です。
取り外し自由ですので、本人の協力と理解(なぜするのか)が効果に現れます。
不正咬合に気づいたら、すぐに相談しましょう。治療開始時期は、症状により異なります。
年齢に上限はありませんが、成長期にある子どもは成長・発育を利用しながら治療を進められるので、条件がより有利になります。また通常のワイヤー矯正で治療した方が効果的なケースもございますので、御相談ください。
お食事や歯みがきの時は外してください。それ以外は基本的にずっと着けていただきたいのですが、1日最低14~16時間着けているほうが当然治療効果も高まります。
ほとんど痛みは感じません。
床矯正ですべての症例が治るわけではありません。
床矯正の欠点は、あご、歯を一方向にしか移動できないことです。
形状記憶合金を利用したワイヤー矯正の利点はすべての歯を正しい位置に三次元的に移動できることです。
治療方法としては、それぞれ利点、欠点があります。それぞれの治療法を融合して、患者さんの求める治療を決定したいと思います。